転職エージェントを初めて使おうか悩んでいるんだけど、全体的な流れを知りたいな!
準備するものとかあるのかな?
必要なものは?
なにか注意点とかあるの?
今回はこのようなお悩みを解決していきます。
現在様々な転職エージェントがありますが、初めて利用を考えている方はどんな流れになるのか不安になりますよね。
この記事では転職エージェントを利用する前に、全体的な流れについて解説していきます。
転職エージェントを利用する流れ
- 転職エージェントに登録
- 担当者との面談
- 求人紹介
- 書類添削・面談対策
- 応募・書類選考・面接
- 内定・退職交渉・入社
1.転職エージェントに登録
転職エージェントは基本的に、すべてのサービスを無料で利用することができます。
そのために、まずは転職エージェントの登録が必要です。
- 手順1【転職エージェントのサイトにアクセスし、基本データを入力】
入力する事項は主に次の3つです。
- 個人プロフィール
- これまでの職務経歴
- 次の職場に求める希望条件
- 手順2【1.個人プロフィールの入力】
名前・生年月日・連絡先・学歴などを入力していきます。
- 手順3【2.これまでの職務経歴の入力】
職務経歴は、事細かく入力していくのがコツです。
過去の経歴はもちろん、自分が関わってきた会社でのプロジェクトや、会社にとってメリットとなる業績アップをしたことなども入力することをおすすめします!
エージェントにとっても、細かく書かれているほうが企業にアプローチしやすいです。
- 手順4【3.次の職場に求める希望条件】
希望条件も同じく、細かく何でも入力しておきましょう。
希望の収入やどんな職種の仕事がしたいのか、可能な限りあなたのことを知ってもらえるような情報を増やしましょう。
- 手順5【入力完了】
入力が終わると、登録したアドレスに完了のメールが届き、その後1週間以内に連絡が来ます。
電話の内容としては「エージェント担当者との面談日」についてです。
面談を行える日や、その時間帯を聞かれますので、日程を調整してしっかりと管理しておきましょう。
2.担当者との面談
面談日が決まれば、次は担当者との面談です。
面談は対面か、電話での面談になります。
地方など、近くに転職エージェントの事務所がない場合は、ほとんど電話面談です!
もし対面での面談でも、服装は普段着で大丈夫ですよ。
エージェントとの面談内容としては、次のとおりです。
- 自己紹介・現在の状況・職務経歴の確認
- 転職の目的や希望条件の確認
- 今後の進め方や連絡手段の確認
- 現在の転職市場について教えてくれる
- 面談1【自己紹介・現在の状況・職務経歴の確認】
まずはエージェントとの自己紹介から始まり、現在の状況や今までの職務経歴の確認が行われます。
その他にも、他の転職エージェントを利用しているかを確認。なぜなら他の転職エージェントと、「紹介求人」がかぶらないようにするためです。
- 面談2【転職の目的や希望条件の確認】
次に転職の目的や、希望条件の確認です。
転職で実現したい目的や、自分がどうしても譲れない条件は、はっきりとエージェントに伝えましょう。
年収に関しては、自分が希望する最低ラインを伝えるのがおすすめです。
希望する年収条件を提示していれば、それ以下の求人を紹介してこなくなり、無駄な求人紹介をはぶくことができます。
- 面談3【今後の進め方や連絡手段の確認】
一通りの確認が終わったら、今後の進め方や流れについての説明になります。
希望の転職時期を確認し、そこから逆算して応募から内定、退職までの大まかなスケジュールを立てていきます。
他にも、連絡のとりやすい手段などの確認も行います。
- 面談4【現在の転職市場について教えてくれる】
エージェントとの面談は最初の1回だけではなく、数回行われます。
その中で、転職のプロから見た「現在の転職市場」についても色々と教えてくれます。
例えば、
- 今後どういう職業が伸びるのか?
- どの分野がいいのか?
など、転職に関しての情報を知ることができます。
- 面談5【わからないことは遠慮なく聞く!】
面談の流れ的には、エージェント側からの質問に答えていくようなスタイルです。
最初の面談は人によっても多少違いますが、1時間〜1時間30分程度かかります。限られた時間ですので、わからないと思うことがあったら遠慮なくすぐに質問しましょう。
もし面談が終わってしまったとしても、面談の中で「また相談したいことがある」と伝えると、日付を決めて何度でも面談してくれます。
じじメールでも面談調整してくれるので、相談したいことがあったら気軽にメールしてみましょう!
3.求人紹介
面談が終わると、次は求人紹介です。
面談で希望の職種や条件など、たくさんのことを考慮した上で求人案件が紹介されます。
職種や業種によっては、紹介される求人の数が異なります。
求人紹介の特徴としては、「過去の職種に似た求人」を紹介されることが多いです。
さらに、希望とはちょっと違っても、「受かりやすそうな求人」を紹介してくる傾向があるエージェントも中にはいます。
自分が求める条件から離れているようなら、しっかりと断ることも大事。
しっかりと自分の要望や希望の条件を、具体的に伝えましょう。
遠慮してしまう人もいますが、エージェントには気を遣わずに!
4.書類添削・面接対策
登録時に履歴書と職務経歴書を作成していると、エージェント側で添削してくれます。
※登録時に履歴書と職務経歴書を作る場合は、志望動機などの欄は空白にしていて大丈夫です。
履歴書と職務経歴書を作成してない場合でも「添削をお願いしたい」と伝えると、添削してもらえます!
他にも、面接対策もしてくれます。
転職成功のノウハウを学べたり、模擬面接をお願いすれば引き受けてくれますよ!
エージェント側もあなたのことを転職させたいと思っていますので、どんどんお願いしちゃいましょう!
5.応募・書類選考・面接
気に入った求人が見つかれば、次は応募です。
応募と言っても、やることはエージェントに伝えるだけ。
応募から面接調整までの企業とのやり取りは担当者がすべてやってくれます。
履歴書や職務経歴書などの必要書類ができていない方は、この時点で作成しましょう。
エージェントが必要書類の作成を協力してくれます。
わからないことがあったり、添削もしてくれるので安心です。
さらに、応募の際には応募書類とともに、エージェント側から会社に「推薦状」も送ってくれます。
推薦状の内容は、担当者によっても様々です。
熱心な担当者だったら企業にとってメリットのある「推薦状」を書いてくれますが、たまに雑な「推薦状」を書く担当者もいるそうです…。
確認ができるのなら、「推薦状の内容を確認してもよろしいですか?」と確認を行いましょう。
念には念を入れ、用心してから応募をお願いしましょう。
そして書類選考が通れば、いよいよ面接です。
6.内定・退職交渉・入社
内定がもらえれば、退職・入社と進んでいきますが、まだまだ転職エージェントからのサポートを受けることができますよ。
そのサポートは次のとおりです。
- 退職のサポート
- 初年度の年収交渉
- 入社日のスケジュール調整
- 内定を辞退するときも代行してもらえる
順に説明していきます。
✔退職のサポート
転職エージェントでは退職の交渉までは行っていないものの、退職に対してのアドバイスやサポートを受けることができます。
具体的には退職届の書き方や、退職をするにあたって必要な書類の作成などのサポートも受けられます!
✔初年度の年収交渉
自分からはとてもじゃないけど言いづらい「年収交渉」までしてくれます。
企業側も本人から直接交渉されるより、エージェント側から交渉された方があなたの印象が悪くなりません。
年収の交渉に慣れているなんて方はなかなかいないと思いますので、ぜひお願いしましょう。
✔入社日のスケジュール調整
内定が決まった企業との、入社日の調整も行ってくれます。
転職エージェントはあなたの入社が目的ではなく、転職によって望む生活が送れることが目的です。
最後までしっかり転職エージェントを活用しちゃいましょう。
✔内定を辞退するときも代行してもらえる
場合によっては、内定を辞退する場合もあるかと思います。
例えば
- 確認した条件が違っていた
- 他に良い求人を見つけてしまった
など。
そんな場合でも、内定の辞退を転職エージェントが代行してくれます。
言いづらいことまで代行してくれるので、助かりますね!
ここまでが転職エージェントを利用する流れになりました。
>>僕が実際に転職エージェントを利用して転職した体験談は、以下にまとめてあります。
転職エージェントを利用する前にやっておいたほうがいい準備
ここからは転職エージェントを利用する前に、「やっておいたほうがいい準備」について紹介します。
- 自己分析
- 自分の希望する職業や業種に合った転職サイトを探す
- 転職エージェントとの面談までに、用意しておくもの
1.自己分析
まずやっておいたほうがいいのが「自己分析」です。
これは転職エージェントに限らず、転職をするのなら必ずしておかなければいけないものですね。
- 今の職場での不満点は?
- 転職して「実現したいこと」は何なのか?
- 転職したらどんな人材になりたいのか?
- 自分のスキルやキャリアをまとめてみる
- 自分の強みと弱みを言語化してみる
以上のことを考え、実際にまとめてみると、自分が転職に対してどういう条件を求めているのかがわかってきます。
それでも自己分析が苦手で、一人ではするのがめんどくさいなんて思う方には、「ASSIGN(旧VIEW)」がおすすめです!
【キャリア診断アプリとは?】超簡単!3分で自分の天職がわかる
キャリア診断アプリは、質問に答えていくだけで、自分に合った転職先を診断してくれる無料サービスです。
- 自分のしたいこと
- 自分の得意なこと
- 自分に向いている仕事
が、たった3分でわかります。
さっそく診断してみる!
わからなかったら空白でも構いません。
実際に受けた結果は?
実際に僕が受けた結果は次のようになりました。
こちらが自己分析です。
自分の自己分析、そして仕事に対する強みを教えてくれます。
ちなみにこの結果は、自己PR文としてそのまま利用できますよ!
そして以下が、僕に合った仕事です。
具体的な企業名まで出してくれてますね!
へー!!
なんか心理テストみたいで面白そうだね!
確かに!
自分の性格を客観的に見てくれるので、ちょっと楽しかったですね♪
しかも診断結果が当たっている!
実際にこの結果はどう役に立ったのか?
実際にこの診断結果のおかげで、その業界や職種に興味を持ち、転職した人がたくさんいます。
自分の本当にやりたいことを見つけることができて、満足した人ばかりです。
≻≻僕が利用した結果、どう役に立ったのか?使い方や口コミは以下の記事にをまとめてあります。
超簡単にできるので、診断だけでもやっておきましょう!
3年で約35,000人が診断に殺到!
わからなかったら空白でも構いません。
2.自分の希望する職業や業種にあった転職エージェントを利用する
自己分析が終わったら、次は自分が希望する職業や業種に合った転職エージェントを探しましょう。
なぜなら転職エージェントは、どこの転職エージェントを使えばいいかわからないほどたくさんあります。
例えば、
- 工場・製造業に強い転職エージェント
- エンジニアやweb業界に強い転職エージェント
- 建設業に強い転職エージェント
など、この他にも様々な種類の転職エージェントがあります。
ですので、自分が希望する職業に合った転職エージェントを探し、そこから求人を探しましょう。
>>このサイトでは、工場や製造業におすすめの転職エージェントをまとめています。
3.転職エージェントとの面談までに、用意しておくもの
転職エージェントとの最初の面談では、あなたの今までの職務経歴や希望の条件などが質問されます。
そのときに、手元に準備しておいたほうが良いもの紹介します。
- 履歴書と職務経歴書
- 源泉徴収や給与明細書
- メモ帳
1・履歴書と職務経歴書
時間があるのなら、履歴書と職務経歴書は準備しておきましょう。
職務経歴の質問にもスムーズに答えられ、添削も一緒にやってもらえますよ!
※登録時に履歴書と職務経歴書を作る場合は、志望動機などの欄は空白にしていて大丈夫です。
2・源泉徴収や給与明細書
面談では、現在の働いている会社(辞めた場合は前の会社)の給与がどれくらいなのかを聞かれることがあります。
すぐに答えられるように手元に、源泉徴収や給与明細書を準備しておきましょう。
3・メモ帳
エージェントとの面談では様々なアドバイスや、転職のプロの目線から見た現在の転職市場まで教えてくれます。
結構貴重な情報をもらえるので、忘れないようにメモをとりましょう。
転職エージェントのメリットと注意点
転職エージェントの流れがわかったところで、ここからは転職エージェントのメリットと注意点を紹介します。
転職エージェントのメリット
- 手厚いサポートが受けられる
- 他では見ることのできない非公開求人がある
- ブラック企業が少ない
1・手厚いサポートが受けられる
転職エージェントの一番のメリットと言ったら、手厚いサポートが受けられることですね!
書類添削や面接対策、求人紹介や年収交渉までなんでもしてくれます。
2・他では見ることのできない「非公開求人」がある
簡単に言えば、そのサイトに登録しなければ見ることのできない求人です。
企業が、他の企業に自分の戦略となる情報を見られたくないために、このようなシステムがあります。
他では見ることができない求人が載っているのも、転職エージェントの強みです。
3・ブラック企業が少ない
転職エージェントはハローワークや転職サイトのような、他の転職サービスよりも「ブラック企業」が少ないです。
なぜなら、それは企業が転職エージェントに求人を掲載するときの、かかるお金の仕組みが全く違うからです。
ハローワーク | 転職サイト | 転職エージェント | |
---|---|---|---|
企業側の掲載費 | 掲載無料 | 掲載課金型 | 成果報酬型 |
特徴 | 無料で掲載できるので、 どんな企業でも掲載できる。 | ハローワークと違い、 毎回お金を払って掲載している。 | 採用が決まったときに 報酬(掲載費)を支払うシステム。 その報酬額は採用した人の年収の 3〜4割になるので高額。 |
ブラック企業 | とても多い | 多い | 少ない |
このように、掲載費としてかかるお金は転職エージェントが一番高いんですね。
なので単純に、採用にあまりお金をかけないような、いわゆる「ブラック企業」が転職エージェントに掲載することがほとんどなくなります。
転職エージェントへ支払う額が違うので、厳選された求人ばかりになっています。
≻≻ハローワークと転職サイトと転職エージェントの違いについては、下の記事で詳しくまとめています。
転職エージェントの注意点
- 担当者によっては当たり外れがある
- 自分のペースで転職活動ができないため、ある程度時間を設ける必要がある
1・担当者によっては当たり外れがある
転職エージェントは便利なサービスが多いですが、その反面担当者によっては大きく差が出てしまうことがあります。
相手もあなたと同じ人ですので、経験が浅いせいでミスマッチな求人を紹介されたり、そもそも性格が合わないなんてことも。
2・ある程度時間がかかる
転職エージェントは、企業との仲介することによって成り立っています。
ですので、利用者は転職エージェント側に日程を合わせる必要があります。
転職活動にそこまで時間をかけられない人にとっては、少々使いづらいとこがあります。
転職エージェントを上手に利用する4つのコツ
転職エージェントの注意点を踏まえて、ここからは転職エージェントを「上手に利用するコツを4つ」紹介していきます。
- 複数の転職エージェントに登録
- まずは2〜3社ほど登録して様子を見る
- 転職エージェント登録後には2週間に1回は連絡を入れる
- 内定をもらったら他の転職エージェントに相談してみる
1.複数の転職エージェントに登録
転職エージェントは基本的に、複数登録して利用することが多くなっています。
実際にリクルートエージェントで行ったアンケートでは、2社以上登録している方が7割以上もいました。
引用:リクルートエージェント
さらに転職エージェントは大きくわけて2種類あります。
このように、転職エージェントによって特徴や提供できるサービスが異なります!
複数登録することでの、他のメリットは次のとおりです。
- 多くの求人から選ぶことができる
- 様々な視点からアドバイスを得ることができる
- 自分に合ったエージェントを比較できる
このように、転職エージェントを複数登録することで得られるメリットはたくさんあります!
≻≻転職エージェントの複数登録については、下の記事で詳しく紹介しています。
2.まずは2〜3社ほど登録して様子を見る
転職エージェントを複数登録すると様々なメリットもありますが、注意点もあります。
それは複数登録することによって、スケジュール管理が大変なってしまうことです。
いきなり多くのエージェントと複数やりとりしてしまうと、誰が何を言ったのかわからなくなってしまいます。
ですので、最初のうちは2〜3社ほどで様子を見ましょう。
おすすめは「総合型」と「特化型」から1社ずつ登録することです。
慣れないうちは少ない数から試していき、徐々に経験を積み上げてエージェントを見極めていきましょう。
3.転職エージェント登録後には2週間に1回は連絡を入れる
転職エージェントでの求人者情報は、2週間に1回のペースで更新されています。
連絡をせずにいると、あなたの情報が古くなっていきます。
すると、「もう転職を決めた可能性が高い」または「転職に対してやる気がない」とみなされ、求人紹介サービスを受けることができなくなってしまいます!
希望の転職先を見つけるためにも、自ら行動を起こしましょう。
4.内定をもらったら他の転職エージェントに相談してみる
内定が決まったら喜んですぐに決定してしまいたくなりますが、一度立ち止まって他の転職エージェントに内定した企業について相談してみましょう。
熱意のもったサポートをしてくれたエージェントなら、アドバイスをもらうこともできます。
実際に相談した結果、内定を取り消したケースもあります。
内定を辞退するのもなかなか心苦しいことですが、妥協せずに自分の理想の転職先を見つける1つの方法です。
まとめ
今回は「転職エージェントの流れ」について紹介してきました。
担当者との面談もあって最初は緊張するかもしれませんが、優しく世間話も混ぜながら話してくれるので、あまり肩に力を入れすぎなくても大丈夫です。
転職での悩みや相談などあれば、気軽に連絡してみましょう。
その第一歩で、悩みが解消するかもしれません。
コメント