皆さんびっくりした時「ワァッ!」なんて声が出ちゃったりしませんか?
あれってなんで声がでちゃうんでしょうね。
そんな理由を今回解説していきたいと思います。
結論
なぜ驚いたときや怖がったときに声がでてしまうのかというと
「緊張しすぎを緩めるため」
だそうです。
そう解説するのは
「公立諏訪東京理科大学情報応用工学科教授 地域連携研究開発機構医療介護健康工学部門長」の藤原菊紀先生です。
でもどういう仕組で声が出てしまうのか、これから詳しく説明していきます。
声が出てしまう仕組み
なぜびっくりしたときに声が出てしまうのか、その体の仕組みを説明します。
藤原先生によりますと、
例えば友達に驚かされたとか、ジェットコースターに乗って怖かったとか、お化け屋敷でおっかなかったりしたとき、脳の中には扁桃体(へんとうたい)という不安や恐怖に直結すると活動する場所があって、それが活動すると交感神経が活発化して緊張したり不安になったり恐怖を感じたりするんです。
体はそのことによって、戦おうとか逃げ出そうとか、逆にもうどうしようもなくて固まっちゃおうとか、そういう反応が出るんです。
出典:読むらじる
逃げるとか戦う、特に戦うときは、雄たけびというか声を出して戦うということが出てくるよね。
逃げたり戦ったりするには、実は緊張した状態を少し緩めないとできないから、そのときに叫んだり、あるいは泣くのもそうなんだけど、そうすると交感神経っていう緊張や不安に関係する神経が少し緩んで、それを緩める副交感神経の活動が少し高くなるんです。
出典:読むらじる
だ、そうです。
つまり簡単に言うと、頭の中にある「扁桃体」(へんとうたい)のせいで、びっくりした時や怖いと感じる時、体が緊張しちゃうってことです。
そして叫んだり、泣いたりすることで「交感神経」っていうものが緩んで、緊張した体をほぐしてくれるんですね。
自然と人間の体は、自分自身の体を救うために、無意識に行動をとっているのですね!
お風呂に入ったときの「あぁー」というのも実は同じ
皆さんも熱いお風呂に入ったときなど、ついつい
「あぁぁぁーーーー」
なんて言っちゃうことありませんか?
お風呂に入るとリラックスからって言われますが、実はそれも緊張をほぐすために声が出てしまっているんです。
ですので、ほとんど「人は緊張を和らげるために声を出している」と思ってだいだい間違いありません。
そして、スポーツなど戦う場面で、叫んだりするときも同じです。
声を出すことによって筋力が開放され、大きなパワーが出るんです。
声を出さずにいると、高い緊張感のままで筋肉が固まっています。
それをほぐすために叫んだりするんですね!
人の無意識な行動って全て意味があるんですね。
まとめ|大事なところでは声を出そう!
人はなぜびっくりした時に声が出てしまうのか、わかりましたね。
緊張を和らげるために無意識にやっていたことなんです。
それに声を出して緊張を和らげる事によって、力も出ることがわかりました。
人生には緊張する場面がたくさんありますよね。
そんな時は積極的に声をだして、緊張というものをふっとばしてあげましょう!
普段以上のパワーがでるかもしれませんね!
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