「なんで先輩ってあんな態度でかいのか?」
学校や職場で、ふとこんな事を思った方いるんじゃないでしょうか?
- 何も知らない初対面なのに、先輩ってなんで偉そうなんだ?
- 歳が上だからってなにを言ってもいいの?
- なんでこんな先輩にペコペコしなきゃいけないのよ!
そんな素朴な疑問を持った方に今回、その理由を解説していきます。
結論
早速ですが、結論からお話します。
「なぜ先輩は態度がでかいのか?」
いや、
そもそも先輩になると自然と態度がでかくなってしまうのか?
考えるとこんな疑問になってくるのではないでしょうか。
そうです。
先輩という「肩書き」と、周りの「環境」が、態度を大きくさせる原因なのです。
先輩という「肩書き」と「環境」が、どう影響しているのか、その理由をこれから詳しく説明していきます!
そもそも先輩とは?
そもそも先輩とは、どういう意味でしょう。
ウィキペディアで調べてみました。
先輩とは、
1 年齢・地位・経験や学問・技芸などで、自分より上の人。
2 同じ学校や勤務先などに先に入った人。
出典:Wikipedia
このように、2つの意味があります。
学校や職場などで「先輩」と呼ばれるのは、後者の「先に入った人」ではないでしょうか。
そう。
つまり先輩とは、「その組織にただ先に入っただけの人」です。
なぜ先輩という肩書によって勘違いを引き起こすのか
上記で説明した通り、 先輩とは「その組織にただ先に入っただけ人」です。
しかし、ただ先に入っただけで「先輩」という「肩書」がつきます。
そして「肩書」とは、「その人を特徴づける社会的な地位・称号など」です。
ですが「肩書」は 「その組織の中での立場」を示すものにすぎません。
「他の人より偉い」という意味ではないのです。
この「先輩」と「肩書」という言葉の意味を履き違える人が多いのです。
ですので、後輩から「先輩」という「肩書」で呼ばれる事によって、「ただ先に入っただけの人」から、「後輩より自分は優れている、偉い、社会的地位が高い人」という、勘違いを引き起こしてしまうことになります。
そして、この日本の文化による「目上の人には敬語を使う」ことにより、さらに状況を悪化させてしまいます。
敬語というのはそもそも、「相手に対する尊敬の気持ちを表現する」という意味もありますので、敬語を使われた相手は勝手に、「自分は尊敬されている」といった心理状況に陥ってしまいます。
そして、学校や職場での立場を、自分の評価の全てだと考えることが多くなります。
後輩とのズレ
このように、 知らず知らずのうちに人は先輩という立場になったとき、無自覚で「自分は優秀だ」と錯覚します。
そして「ただ先に入っただけの人」ということを忘れてしまい、後輩からは尊敬されていると勝手に思い込み、後輩との間にズレが生じます。
そのことに気づかず、後輩からは「なんで先輩ってこんなに態度がでかいんだ?」と思われる事になるでしょう。
役職が高い人ほど態度がでかくないことが多い
ここまで、「なぜ先輩の態度がでかくなるのか」をお話してきましたが、全員が全員、態度がでかいわけではないと思います。
逆に先輩歴の長い役職が高い一流な人ほど謙虚なものです。
態度がでかい人たちの多くは、その「肩書」の力を借りることで、自分の居場所を作っている人が多いかもしれません。
ほんとに優秀な人は「肩書き」はただの立場だと自覚し、そのことを自分できちんと認め、驕ることなく自然な対応をします。
「自信」と「過信」の違いをわかっており、自分の存在価値を知っているので、無理に態度をでかくすることなく「肩書」に頼る必要もないんですね!
まとめ
どうでしたか皆さん。
身の回りの先輩は、環境のせいで知らず知らずのうちに態度がでかくなっていませんか?
先輩だからといって、偉いという事ではないんですね。
私も「なんで先輩は態度がでかいんだ?」なんて疑問を持ちながら、後輩には知らず知らずのうちに、でかい態度をとってしまった事を反省しました。
尊敬される先輩こそみんなに対して平等に接しているものです。
驕ることなく自然体で接する事を、自然とできるようになりたいですね!
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